人工降雨機の原理と歴史


大昔から大雨や旱魃時には、雨乞いや祈祷を行うしか手がなく、
人間は自然に振り回されてきました。
今年は西も東も雨が欲しい所に雨がなく、関係ない所でとんでもない豪雨
となっているという、なんとも皮肉な気象状態です。

東京都でも水瓶である奥利根のダムも4割程で、東京都は小河内ダムにある
人工降雨装置を作動させたといいます。
この装置は1965年に作られており、今までに800回ほど使われ、
今回でも10mmほどの雨をふらせたといいます。

人工降雨の原理は、上空の雲にヨウ化銀の化合物を燃焼させた煙を噴射することで、
雲の水滴を凍らせ雨にしてしまおうというもので、
40カ国あまりで人工降雨がおこなわれているといいます。

その歴史は、20世紀初頭、レインマンと呼ばれていた、
チャールズハットフィールドというミシン職人が、
独自の技術で人工雨を行っていたといいますが、彼がどのようなもので
雨を降らせていたのかは不明のままであるといいます。

その後、1946年にバーナードヴォガネットがヨウ化銀が人工雨の材料に使える事を発し、
同僚のアーヴィングラングミュアが実験をおこない成功しています。

その後、台風を弱らせる実験に用いられ、台風は弱まりましたが進路が変わってしまい、
予想外の地域に大雨をもたらすという事もありました。

このように人工的に気象をコントロールすることは、
どのような弊害が起きるのかも分からないことや、ある種の戦略兵器にもなりかねず、
その扱い方は難しいものがあるといいます。